知らないと危険!?鳥の糞被害に遭った時の掃除の仕方
近年鳥の増加で、被害が一層に増えています。その中でも一番多いのは鳩の糞被害です。
あなたの身近でも被害があるのではないでしょうか。
鳩に糞をされると、同じ場所に糞をする習性があるので、一刻も早く掃除しなければなりません。
鳩の糞には有害な病原菌が潜んでおり、感染症を引き起こすおそれもあります。
「普通に掃いて掃除をすればいいだろう。」と思っている方は大変危険ですのでこのページをぜひ参考にしてもらいたいと思います。
鳩の糞掃除で用意するもの
掃除を行う前の注意事項
- 風が強い日はやめておく。(糞が舞い散って菌を吸ってしまうおそれがあります。)
- 手袋とマスクは必ずつけて行う。
掃除の方法
- 鳩の糞に水を流して糞をふやかします。
- 糞の汚れが取れたら、ゴミ袋に糞を入れ、使用した新聞紙やブラシも一緒に捨てましょう。
- 糞を取り除いたら、床を消毒用エタノールまたはキッチンハイターで拭きます。
水を流してから、3分ほど待ちます。糞がやわらかくなったら、新聞紙やブラシで擦り糞を取り除きましょう。(匂いがきついため、マスクは必須です。)
糞には病原菌がたくさんついているため、絶対素手で触らないでください。
糞を捨てても、床に菌が残っている場合があるので、しっかり消毒をします。
(床の材質によって、変色するおそれがあるので、使用前に消毒剤が使えるか調べておいたほうがいいでしょう。)
上記のように、鳩の糞を処理するときは、万全に準備をして行うことが重要であり、自分でできない場合は、業者に頼むことも対策の一つです。
糞が繁殖して発生する病原菌を吸い、感染症にかかるおそれがあるのでしっかり防備して対処したほうがいいです。
ゾクっとする鳩の病原菌
クリプトコッカス症
この真菌は種類により生息場所が異なりますが、クリプトコッカス・ネオフォルマンスは土壌に生息する真菌で、腐敗した木材、樹木の窪み、または鳥の糞中でも増殖します。健常者は、吸引して感染しても発症することはまれで、免疫機能が低下するなどした際に発症することがあります。ヒトからヒトにうつることはありません。潜伏期は不明で、感染が広がった部位によって症状が異なり、発熱、頭痛、発疹、筋肉痛、体重減少、倦怠感や乾いた咳など様々です。重症の肺炎や脳の障害によるけいれん、意識障害、性格変化などの症状が出ることがあります。免疫機能の低下した人が感染すると、脳髄膜炎を発症することが多く、重症化しやすいので注意が必要です。
引用:東京都感染症情報センター
鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザウイルスにヒトが感染した場合をいいます。おおむね2~9日を潜伏期間とし、感染初期には発熱、咳、全身倦怠感、筋肉痛、下痢、嘔吐、腹痛、鼻出血、歯肉出血などを呈します。重症化すると、肺炎や多臓器不全などを起こし、死亡することもあります。症状だけでは鳥インフルエンザかどうかは判断できず、検査により診断します。病状や治療、死亡率など、まだ十分に解明されていない点が多いのが現状です。
引用:東京都感染症情報センター
いかがでしたでしょうか。鳩の糞には危険が潜んでおり、発見した場合はすぐに掃除をしたほうが無難です。敷地内以外でも外で見つけた時場合でも、同様で近づかない方が安全です。敷地内が鳩の住処になる前に、鳩を頻繁に見かけるようになった場合は、鳥よけ対策で我が家を守りましょう。